【20歳の大晦日】
第一章 【出発】
20歳の時の出来事です。
ちなみにノンフィクションです(‘◇’)ゞ
いまからもう10数年前の大みそかの日に起こったことです。
以前、別の記事にも登場した赤のモヒカンにした友人(今回はTと呼びます)と
comma「なんか大晦日やのにどっか行くとこないやろか~」
T『どっかいきたいよな~。。せや!スノボー行きたい!!!』
そう。Tの鶴の一声で、大晦日にスノボーに行くことになりました。
初めてのスノボー。
スキー場は、中二の修学旅行以来。この中二の修学旅行。事件が起こったんです。
この事件については、後日記事にしたいと思います(‘◇’)ゞ
ってわけで、スキー場にはいい思い出がなかったんですね。
しかし!!Tの熱い思い!!無邪気な少年の思いに応えようではないか( `ー´)ノ
と自分を奮い立たせ、スノボーに行くことを了承しました。
大みそかの15時にTが私commaの家まで来ました。
準備はバッチり!と言わんばかりの笑顔。
荷物はなし。笑顔のみ。
さっそくTと私commaは、comma母が所有していた3ドアのトヨタRAV4に乗り込み出発しました。
行く道中、ある事に気付きます。
comma「しまった!!!ズボンを忘れた!!あのシャカシャカするようなズボン!!」
T『行く途中に100均あるで』
comma「100均のカッパのズボンで大丈夫よな?」
T『いけるやろ』
ってなことで、途中で100均により、シャカシャカズボンの代わりに
カッパのズボンを購入して再出発しました。
しばらく走り、いよいよ高速道路に続く国道に到着しました。
しかし!国道に入ろうとすると看板が置いてあり
「この先、凍結の恐れがあり進入禁止です」
comma「進入禁止やってよ。どうしよか。」
T『とりあえず、前の車についていこや』
comma「せやな」
20歳の若造。何も考えず、前の車がどこに向かっているのかもわからないまま
ついていくことにしました。
当時、車にナビはついておらず、グーグルナビなどもなかった時代。
事前に道を調べるか、地図を見ていかないとだめだった時代。
何の不安感もなく、ゲラゲラ笑いながら、前を走る車についていくことにしました。
しばらく走ると、運よく高速に繋がる国道にのることができました。
Tに先見の明があったのかと驚くばかり。
そのまま、名古屋方面へと車を走らせて行きます。
名古屋に着く頃
comma「ちょっと休憩しよか」
T『せやな。飯も食いたいし』
と言うことで、名古屋に入ったぐらいでサービスエリアに立ち寄ることに。
comma「そろそろ、スキー場決めた方がいいんちゃう?」
T『せやな。どこにしよか?』
そう。この時、どこのスキー場に行くか当てもなく車を走らせていたのです。
地図を眺めながら、ここから近いスキー場を流す二人。
T『ここでいんちゃう?』
Tが指差したスキー場。忘れもしない。
【高鷲スノーパーク】
comma「ええやん。岐阜か。初めてやしな。飯食ってからいこか」
T『せやな~。腹減ったしな』
その後、私commaはカレーを食べ、Tは何を食べたのか覚えておりません。
腹も満たされたので、出発することに。
その後、快調に車は高速道路を走っていきました。
二人のテンションも徐々に上がっていくのが分かるぐらいでした。
大みそかの夜に高速道路をぶっ飛ばして、スノボーに行く俺たち。
イケてるやん!!!( ̄д ̄)
二人をそんな空気が包んでいました。
わいわい。ガヤガヤ。
喋りながら車が進んでいきます。
大晦日の晩。
さすがに交通量も少ないな~と思っていると、目の前で旗を振る人。
comma「何か旗振ってないか?」
T『ホンマやな。事故か?』
旗の主に誘導され、サービスエリアに入りました。
確か美濃ICだったと思います。
旗主「すんませーん!この先、凍結の恐れがあるんです。チェーン持ってますか?」
comma「チェーン?持ってないです。。。。。。( ゚Д゚)」
( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
しまった!!!!
やってしまった!!!!!
何故気づかなかったんだ!!!!
シャカシャカズボンは気づいたのに!!!!
バカヤロー!!!!!!!!( ゚Д゚)( ゚Д゚)
そう。車に装着されていたのは、ノーマルタイヤだったのです。
comma「チェーンもってないですね。」
旗主「それだったら、ここから先は通行できませんね」
comma「チェーンって売ってますかね?」
旗主「ガソリンスタンドならあると思いますよ」
comma「わかりました。ありがとう」
と言って、サービスエリア内にあるガソリンスタンドへ向かいました。
comma「すんません。この車にあうチェーンっていくらぐらいしますか?」
ガソリン定員「4本で4万ぐらいかな」
この時、二人の所持金は合わせて約6万円。
ここでチェーンを購入すると、一人1万円しか残らない。
無理だ。
ここで、この旅は終了するんだ。
やはりスキー場にはいい思い出なんてないんだ。
そう頭の中で思いが駆け巡っていました。
comma「しゃーないな。こっから先は無理やから帰るしかないな」
T『俺は諦めたくない!!ここまで来たから行きたい!!!』
comma「運転してんの俺やぞ!!無理やって帰ろうや!」
T『せっかくここまで来たんやから行きたい!!!!』
Tよ。なぜそこまでの熱意があるんだ。
負けたよ。その熱意に。
comma「わかった。そこまで言うんなら行くしかない。」
そう言って、サービスエリアから下道に入るのだった。。。
第一章 【出発】完
第二章へ続く
下道に降りたcommaとT。
二人を待ち受ける展開は……。
第二章に続きます。
今日はこのへんで~。
モグランキ~👋
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